豊中の家。高台の眺望を重視した住宅
風が吹く高台の敷地に、四周を跳ね出した鉄筋コンクリートの基礎の上に建物を計画した。
本体はバルコニーで囲い、南面はガラス開口部で覆われたサーブドスペース(リビングダイニング)とし、北面は水廻りなどのサーバントスペースを配置し壁に囲われた空間としている。
サーブドスペースの東西は全開口サッシにすることで風が家の中をそのまま通り抜けるようにした。
バルコニーと大きな庇で囲われたこの空間からは、西側には暖炉越しに六甲山に日が沈む様子を切り取り、東側からは爽やかな朝日が差し込む。
全面ガラスに囲われた空間でも、大きな庇があることにより光と熱射を適切にコントロールすることで快適な空間を実現している。
Construction:株式会社山西工務店
Structure:株式会社現代構造
Gardener:wa-so design
Photo:stchicreate